手作り結婚指輪の難易度の高さ
指輪にもよりますが、大きさは数センチ程度。数センチの中に細かい刻印を刻み込み結婚指輪として使うのは、至難の業です。手先が器用ならばなんとかなるでしょうが、不器用な人となると話は別です。
どうしても細かい作業になるため、指先の震えは必須。しかも結婚指輪となれば、「絶対に失敗は許されない」というプレッシャーものしかかるでしょう。はたして不器用な人が、結婚指輪というたいそれたものを作ることができるのかどうか、検証してみましょう。
指輪の製造方法について
指輪の製造方法には色々ありますが、手作り工房で採用されているのは「ロストワックス」と呼ばれる製法です。ロウで指輪の形を作り、ロウの指輪を元に型を作ります。できた型に溶かした金属を流し込み、指輪の形を作るというものです。
夫婦が手掛けるのは、指輪の元になるロウの指輪作り。糸鋸でロウを切り、やすりを使って指輪の形を整えていきます。そんなに難しい作業ではないので、何の心配もありません。
やり方は工房側から教わる
道具の使い方は、工房側から直接教えてくれます。やすりの上手い削り方も、しっかり教えてくれるでしょう。最初は慣れないので思い通りに行かないかもしれませんが、作業を続ければ自然と慣れて来るもの。
万が一失敗をしたとしても、やり直しができるので問題ありません。最後の仕上げは職人の手によって行われるので、不器用でも問題なしです。それに「不器用だから無理だ」と言っている人ほど、指輪作りにのめり込みやすいものです。
無理な場合はフルオーダーメイド
どうしても手作りの結婚指輪に不安を感じているのなら、フルオーダーメイドを利用するのも手です。自分達の手で作ることはありませんが、本当の意味でゼロから作ることになるため、世界に2つしかない結婚指輪が手に入るでしょう。
ただしフルオーダーメイドの結婚指輪を検討しているのなら、ゆっくりしている時間はありません。デザインから考えるため、他のタイプの指輪と比べると完成までに時間がかかります。お金もそれなりとかかるので、財布としっかり検討した上で決めるようにして下さい。